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【ベルギー王国】据置:AAA/安定的 ニュースリリース | 日本格付研究所 JCR 15I0039J

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15- I- 0039 201 5 年 9 月 3 0 日

株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

ギー

王国

(証券コード:−)

【据置】

外貨建長期発行体格付 AAA

格付の見通し 安定的

自国通貨建長期発行体格付 AAA

格付の見通し 安定的

■ 格付事由

(1) 格付は、政府債務は高水準ながら、高度に発展した経済構造や対外純債権国としての堅固な対外ポジショ ンを評価している。格付の見通しは安定的。14 年 5 月の連邦議会選挙を受けて同年 10 月に新連立政権が 発足したが、これまでの政策の方向性に大きな転換はなく、財政健全化に向けた取り組みが維持されてい るとみている。内需を中心に緩やかな経済成長が続く中、財政赤字の抑制とともに政府債務/ GDP の上昇 にも歯止めがかかる見通しである。

(2) 名目 GDP 約 4, 000億ユーロと経済規模は小さいものの、多様で輸出志向の強い産業基盤を有し、一人当 たり GDP(PPP)は 4 万米ドルを超えている。民間部門の負債が少なく、対外純資産がGDP 比で約 50% に達するなど対外ポジションも堅固である。足元の経済は個人消費や民間設備投資にけん引され緩やかな 成長を続けており、14 年の実質 GDP 成長率は 1.1%と 13 年の 0. 3%から上昇した。00 年代より主要貿易 相手国を上回る単位労働コストの上昇が相対的な競争力の低下につながってきたが、13 年からは時限措 置として実質賃金の伸びが凍結されるなど競争力向上に向けた措置も講じられている。主要輸出先の E U 経済が回復する中、こうした政策も寄与し成長率は 16 年にかけて 1%台半ばまで回復する見通しである。 (3) 14 年 10 月に発足した新連立政権は、新フランドル同盟、仏語系自由党、蘭語系自由党、蘭語系キリスト

教政党の 4 党から成る中道右派政権。競争力と労働市場の改善、財政健全化を優先課題に掲げ、労働市場、 税制、社会保障制度等の改革を進めていく方針を示している。すでに賃金抑制策の継続、社会保障給付基 準の厳格化、労働課税から間接税へのシフトに向けた税制改定などを決定しており、効果が徐々に出てく るとみている。

(4) 14 年の一般政府財政赤字(E SA 2010)はGDP 比3.2%と金融機関からの配当収入の減少を主因に 13 年の 同 2. 9%からやや増加した。赤字は E U が上限とする 3%を超過したが、E SA 2010 の移行により公的部門 の範囲が広がり、両年とも 0. 3pp 程度上方修正されたことによるものであり、過剰財政赤字是正手続きの 発動は回避された。15 年には広範な歳出削減策が講じられていることから、3%以下へ縮小する見通しで ある。一般政府債務/ GDP 比は 14 年末には 106. 5%と 13 年末の 104.4%から上昇した。しかし、これを大 幅に上回る家計純金融資産を保有しているほか、金利の低下により債務残高や歳入比で見た利払い負担も 低下している。財政赤字の抑制に伴い、数年内には同比率の上昇に歯止めがかかるとみている。

(5) 金融システムは公的支援やリストラの進展を受けて改善傾向にある。銀行部門は外国資産を中心にリスク を大幅に減らしており、07 年のピーク時に GDP の 4 倍を超えていた銀行資産は 14 年には 2. 7 倍まで縮小 した。依然として大手銀行のいくつかが公的資金に依存した状況にあるものの、利益は不良債権処理費用 の減少などから改善し、自己資本比率も上昇している。政府の偶発債務となっている金融機関の債務保証 は 14 年時点で GDP 比 9%程度とピーク時の 09 年からほぼ半減した。

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http://www.jcr.co.jp

■ 格付対象

発行体:ベルギー王国(Kingdom of Belgium) 【据置】

対象 格付 見通し

外貨建長期発行体格付 AAA 安定的

自国通貨建長期発行体格付 AAA 安定的

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2015 年 9 月 25 日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:藤本 幸一

主任格付アナリスト:内藤 寿彦

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類

と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、

「ソブリン・準ソブリンの信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)として掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) ベルギー王国(K ingdom of Belgium)

6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。

本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性

の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので

はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外

の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま

た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入

手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。

7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・ 格付関係者が公表した経済・財政運営方針などに関する資料および説明

・ 経済・財政動向などに関し中立的な機関が公表した統計・報告

8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、

発行体または中立的な機関による対外公表という、当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情

報として利用した。

9. 非依頼格付について:

本件信用格付は格付関係者からの依頼に基づかない信用格付である。国に対する信用格付である場合を除き、依

頼に基づく格付と区別するため格付記号の後に「p」を表示している。格付関係者からは、信用評価に重要な影響を及

ぼす非公表情報を入手していない。

10.J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因

のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ

って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも

のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として

発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ

を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■NR S R O 登録状況

J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。

■ 本件に関するお問い合わせ先

参照

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